<姫路独協大>法科大学院の合格者ゼロ…来年度入試(毎日新聞)

 姫路独協大(兵庫県姫路市)の法科大学院が先月実施した来年度入試で、合格者がゼロだったことが9日、明らかになった。「入試の厳格化」を求める国の方針に従った結果という。大学側は「再募集するかは今後検討する」としているが、来年度の入学者がいない事態になれば、存続が極めて厳しくなるのは必至で、04年度の法科大学院制度スタート以降、初の撤退となる可能性も出てきた。

 法科大学院は各地に乱立気味で「質の低下」が指摘されており、国は「少数精鋭化」を目指し、入試の厳格化や募集定員の削減、学校間連携などを働きかけている。また、中央教育審議会は1月、姫路独協大を含む14校に抜本的改善が必要との報告を出した。

 姫路独協大によると、来年度入試(定員20人)には3人が受験したが、全員が基準点に達しなかったという。吉崎暢洋・法務研究科長は「再募集するかは白紙だが、急いで検討したい」としている。

 姫路独協大の法科大学院は04年に開校。現在の在籍者は計24人。過去の新司法試験合格者は全国74校で最少の計3人。【久野洋】

【関連ニュース】
法科大学院:14校が抜本的な改善必要、12校は不十分
新任判事補:99人に辞令交付
法科大学院:14校、抜本的改善必要 12校は不十分−−中教審特別委
成年後見人制度:考える集い 新井・筑波大法科大学院院長「行政の連携重要」 /香川
東北大:法科大学院2次入試で出題ミス /宮城

制服 警官エンブレム偽造の2容疑者逮捕 茨城(毎日新聞)
天下り“指定席”再調査へ、対象ポスト拡大(読売新聞)
大阪・梅田で停電、エレベーターの客ら一時閉じこめ(読売新聞)
元県職員に有罪=道路回数券着服−千葉地裁(時事通信)
<人事>広島高裁長官に寺田逸郎氏(毎日新聞)

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。