「山本病院」手術死事件、逮捕の元主治医が病死(読売新聞)

 奈良県大和郡山市の医療法人雄山会「山本病院」(解散)で2006年、肝臓の腫瘍(しゅよう)摘出手術を受けた男性(当時51歳)が死亡した事件で、業務上過失致死容疑で逮捕された元主治医の塚本泰彦容疑者(54)が25日朝、拘置中の県警桜井署2階留置場で倒れているのを署員が見つけた。

 塚本容疑者は病院に搬送されたが死亡した。県警は病死とみて、死因を調べている。

 県警によると、塚本容疑者は同日午前7時頃に起床し、洗面を済ませて留置場個室に戻った。その後、うめき声が聞こえ、署員が見に行ったところ、倒れて意識がないのを発見。すでに心肺停止状態だった。

 塚本容疑者は、ここ数日、睡眠や食事をとれない状態が続いていたといい、24日には病院で点滴を受けていた。

 塚本容疑者は、同病院元理事長の山本文夫被告(52)(詐欺罪で実刑判決を受けて控訴中)と6日に逮捕され、26日に起訴される予定だった。

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